WELCOME to K's Ceramic Gallery

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2010年5月31日月曜日

窯焚き100回・棚板ひび割れる-Kiln Shelf Cracked


窯が冷えたので作品を取り出し
棚板をはずしていったら、ひび
炭化ケイ素の硬い板・とうとう

温度差のひずみを吸収するスリットから
ま、「冷め割れ」というより、寿命か
100回の火を想い、そっとひびを割った

Every firing I'd learn a little more.
I have to be very very careful when loading and firing,
but things will happen unexpectedly.

この釉薬なら、どの位置がいいか
釉薬が流れそうなら、童仙坊土を敷く
そうして、四隅に立てた支柱めがけて
重たい棚板をのせ、段をつくっていく

気を張るしごと、だ
思わぬこと、が起こるのである

2008-04-10

=====陶芸・体験教室 & ギャラリー======
河口湖畔の森の K's 工房 で、思いのままに・土を・カタチにしませんか?

2010年5月30日日曜日

「白樺」という身体-Hear and Carve White Birch Tree


白樺の樹皮は、きれいだ、が
湿ったみるく色の身体は、もっと美しい

ノミが立つ「かたやわらか」さ
そんなに力まないで、と声がする (画像をクリック)

アラスカで樺の木を彫る人は
どの木がいいか、耳をすませて聞く、という

「地球ポテト」(北米--Arizona, Nevada, etc--と河口湖の土釉薬の作品)
の居場所をつくりたかった
どうだ、心地よいかい?

I've heard "If you listen carefully and quietly, you can hear the birch tree tell you if it is the right wood for you."
I wanted to make a place for my clay piece "the Earth potato" with
experimental glazes of clays from North America and Kawaguchiko.
J'ai c l'arbre blanc de bouleau pour mon morceau d'argile.

2008-04-08

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2010年5月29日土曜日

ハンバーグほろりと煮込む-Homemade Hamburger Steak


まだ暗いうちから、ハンバーグ? YES
薪ストーブの火・あまりに「いい」
から、鉄鍋コトコト・のせたい、のだ

これは先週のハンバーグ
チーズの下に、自家製マヨネーズ・隠し味
人参のすりおろしが効いたのか、ほろり・とろけた

で、けさは、ハンバーガー in オニオンカップ
タマネギをくりぬいて小麦粉はたいて
具を詰め、焦げ目をつけて、スープで煮込んでいる

The beautiful fire in the wood stove always tempts me to
put the cast iron grill pan on it.
This image is the hamburger steak last week.
This morning around 4 o'clock I started preparing
"hamburger in onion cup", which has been cooked in tomato soup on the stove.
Nothing beats homemade cooking, right?

2008-04-05

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2010年5月28日金曜日

珈琲の滲み・窯で焼ききる- Picturesque Coffee Stain


白絵土を大胆に叩きつけて焼いた
荒い土肌はそれだけで、絵

珈琲が滲みてきて
風景が変わっていく
のが、たまらない、とも
ずぼら、とも、いえる

The coarse surface texture, the white slip, looks like a painting.
As it absorbs coffee, the landscape changes.
I love it or I am just lazy..........

景色があまりに暗くなり
こそげたくなってきたら
焼きどき、である
ちゃっかり、素焼きの窯に
入れちゃう、のだ

ほおら、朝が来た、ようだ
When it gets too dark, it's time to bisque fire.
Look at this! It's like starting up a brand new day.

2008-04-01

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2010年5月27日木曜日

ハワイ島の噴火-Eruption in Halemaumau Crater


Volcano village 火山村で
土のうつわを焼いている
Rさんから画像が届きました

あらまあ、大丈夫?
Kilauea volcanoキラウエア火山の火口にある
ハレマウマウ・クレーター
まず灰が噴出して、いまは蒸気が噴き出している、という
2005年に、泊まったVolcano House から
クレーターにかかった巨大な二つの虹を思い出す
Rさんから
Kilauea volcano recently has some new activity at the
summit area in Halemaumau crater.
There was a brief ash eruption last week and now it's steaming quite a bit.
I am sending some pictures that I took yesterday.---Thanks!

2008-03-29

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2010年5月26日水曜日

いただきまあす・山中湖のワカサギ-Deep Fried Smelt


どおうです
このピチピチ目玉
さっきまで、山中湖で泳いでた
ってのを、いただいた

うれしいねえ

Hypomesus nipponensis
Japanese smelt
from Lake Yamanakako


揚げたてを、カリッ
ほんと、優しい味わい
スコッチと絡まって
なお、おいし

豆乳と黒酢でつくったばかり
の、山葵+辛子マヨネーズが、効くう
ごちそうさま・・でした

これぞ「季節をいただく」
This IS "Eating in sync with the seasons", isn't it?

2008-03-25

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2010年5月25日火曜日

白墨の謎解き・春雪の御坂山系-Eastbourne Chalk


London 8:47 の列車でイギリス海岸
白亜の絶壁を目指したのだった (Blog EngFrance08)

恐竜のいた、中生代最後の、地層は
泥質の石灰岩(chalk)なので、白亜紀、という

白墨=チョークも、むかしは天然の白亜、で
成分の炭酸カルシウムは、石灰質プランクトンの遺骸
だという、いやはや、気が遠くなるなあ

カケラを乳鉢で擂って、石灰を白亜に置きかえてマット釉を調合
ついでに、気になっていた食品乾燥剤(石灰)も、同じく調合---焼成が愉しみ
Pieces of chalk collected at the sea cliff in England for glaze test.

春めいて、ふわふわ
と、
あの大雨、山頂は雪、だったんだア!
きのう(朝10時)、畦道からの風景
It's like a a surprise gift. The spring rain at the foot was snow on the top.

湖畔にイグアナ(陶)を連れて?いって
水辺や岩の上で
6月の個展の案内状の画像を撮影した

2008-03-22

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2010年5月24日月曜日

垂れない醤油差し-Stop Dripping fr Spout


どうやっても、すっと、水が切れる
Yさんの個展で、Kちゃん、Rちゃんと
さんざん水遊び愉しんで、ひとつづつ
二年前、画廊で買った、すぐれもの

ガラスの醤油差し、のように
串で粘土に、道筋をつける、のだが.......

手ろくろで、250gの粘土玉
穴を掘り、周りを立ち上げ瓶、にする
30gを球、30gを円柱、で、くっつける
もちろん私の場合は、ヒ・ト・デ

I once bought a soy sauce bottle with a spout like a globe,
which a friend of mine, ceramic artist, made.
The spout is cute and very functional as well.
Mines should have starfish.

2008-03-18

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2010年5月23日日曜日

セーヌ左岸でアールグレー-Belgamot Shoots


ポットの湯・注ぎきっても
ベルガモット・激しく香った
コットンのティーバッグ

St-German des Pres のCafe de Flore
(Blog 26 Feb Trip-EngFrance08)

ア-ルグレイ Earl Grey
セイロンなどのタンニンの少ない茶葉に
ベルガモットで香り付けしたフレーバーティ

そのベルガモットオレンジに
香りが似ている、という
ベルガモット 「松明花-たいまつ花」

きのう、庭をひとまわりして、あら新芽

白やピンクや赤の花が楚々として華やかな(どっちなんだ?)ハーブ
花びらも、葉も、■い茎でも、「出雲の紅茶」に入れて、いっぷく
なんでも、ネイティブアメリカンの健康茶、らしい

春が、ことしは、どんどんやってくる感じだ

I walked around the garden and found newly emerged shoots.
This tiny belgamot already gives off a strong flavor, which
drifts me to the cup of earl grey tea at Cafe de Flore in Paris.

2008-03-17

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2010年5月22日土曜日

ブルターニュの海の幸盛り合わせ-Eat Too Much?


日本人の胃は小さい、んです、と
メインをふたりでシェアする、言い訳

パリまでTGVで2時間の、レンヌRennes (1 March 2008)

駅からまっすぐ、Janvier通りを歩いてて
「Fruits de mer」(海の幸)看板、発見!
スーツケースを預かってくれる、という
ので、川を渡って、街をぷらぷらしてから

甲殻類ずらっとひとそろい、一人前
カニのミソは、くせがなくクリーミー、思わず、うなる!
小エビも、牡蠣も、うんまい!

ピリ辛に煮込んだタニシも、ようじでつまみだす
そりゃ、2時間、かかるわ!

しかあし、やっぱ食べ過ぎじゃ、ありませんか?

We had to make an excuse for not eating much in Bretagne too, while travelling in France.
We ordered one portion of the main and shared it.
Can you believe this huge plate of shellfish is for one person?
The 'Fruits de mer' was excitingly delicious, and
Kani-miso, the innards of the crab was so creamy.
But don't you think you eat too much?

2008-03-13

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2010年5月21日金曜日

中世の町の花屋さん-Ancient Town Rye


歩いてて、花屋をみつけると
なんか、不思議な気持になる

ロンドンから列車で1時間40分
ドーバー海峡に近い小高い丘の町 (→BLOG 2/23)

朝早く、石畳の路地・散歩してたら (22 Feb 2008)
まああ、愉快な苔玉ならぬ苔如雨露?
画像をパソコンにとりこんだら、ガラスに、家並みが映って.......
不思議、たっぷり、の一枚に!

I came across this scene while I was taking an early morning walk.
It always excites me to see greens and flowers arranged wonderfully.
The glass, interestingly, reflects the street of Rye, England.

2008-03-1

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2010年5月20日木曜日

ゴシックに捕まれた、か- Neo-Gothic Limestone


霧がどおんより、冷たく沈んで
いかにも、の、ロンドンだった
Lambeth Bridge から
テムズ川の土手をとぼとぼ
と、尖ってそびえる、House of Parliament 国会議事堂

石灰岩を彫りに彫って
どうでしょう、この装飾

しかし、やわらかい石だから
石炭を燃やしていたころの空気汚染や排気ガスで
ゆっくりと結晶構造がこわれている


よほど、目に焼きついたのか

旅から帰って、まず生まれた
のが、こんなやつ、だ

はじめに徳利のようなかたちをつくった
そのうち、なにか生き物を........と
こうかあーか、やってみてるうちに、
粘土の小さなかたまりが動物になった
ので、中をくりぬいて、ほとばしり出る?
水の口、にした、というわけ

ゴシックが、降りてきた、か

2008-03-10

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2010年5月19日水曜日

ギャラリー空間・再考-Cambridge Gallery


たしかKing's College のそばだった
それはそれは、おびただしい数の作品
陶、布、絵、木、オブジェ、アクセサリー

所狭し、というのとは少し違って
作品と作品との距離は、高さや平面で
微妙に工夫されている

しかもひとつひとつみごたえがある
ふつうの家の部屋、地下、一階、二階

「人に見てもらってこそ、作品は作品になっていく」ということか
なるべくおおぜいの作家に、チャンスを、という気持なのでしょうか

ギャラリーの展示では
ひとつの作品をどういうスペースに置くか
いつも迷うのである

A gallery near King's College astonished me with
the tremendous amount of art pieces, each of which was displayed nicely.
I reconsidered the distance between a piece and another.

2008-03-08

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2010年5月18日火曜日

パリ「雨とメトロと犬の糞」-L'ENQUETE CORSE


先週の土曜は、パリだった、のに
もう、フランス語が「なつかしい」のか
映画「コルシカン・ファイル」・途中から見た

刑事コロンボ似の探偵が、コルシカ島で騒動に巻き込まれ
「あー、パリの雨とメトロと犬の糞がなつかしい」
Je manque la pluie, la m�tro, et les crottes de chien � Paris. のセリフに
思わず、
たとえばモンマルトルの丘が
「思い出」モードになっていることに気がついた

地下鉄をLamarck Caulaincourt でおりると
石畳の坂道は、そう、雨だった・・・石は濡れてむしろきれい、だが油断禁物

Chansonnier シャンソンの店 Au Lapin Agileから葡萄畑を見上げる
-----地球の歩き方・見たら、ラパン・アジルとは「はねウサギ」
-----そうか、Nantes ナントで、メニューのLapin に悩んだのだった(兎肉のパスタ)

Last evening I happened to see a French film.
An actor said,
"I miss the rain, the metro, and the dog droppings in Paris."

All of a sudden I realized that the fresh feeling has already become a memory, although I was in Paris last Saturday.

2008-03-07

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2010年5月17日月曜日

「即興的に」筆描き・深い壺-Glazes Improvisational


採取土石を砕いたり
金属をまぜたり、して
いろんな釉薬を試している、と
どんどんたまってくる、わけで

アイスクリームやプリンのカップで
眠っていた、釉薬をずらりと並べて
素焼きした壺に、やたらと塗る、と
こう、なる

木工と違って、陶は、
「土」と「火」にまかせるようなところがある
私に表現できるのは、「気分の勢い」、だ

I used various glazes, most of which I made of locally collected clays/rocks for tests and stored.
Unlike woodwork, I suppose, claywork gives us a chance to enjoy our imagination all the while we are working on a piece.

2008-02-18

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2010年5月15日土曜日

トイレタンクの蓋の魚と雪-Painted Fish in Snow


フラッシュトイレの水タンクには
うまいこと、手洗鉢がついている
しかし、いわゆる「衛生陶器」も、
くすんできて、手沢とはいいにくい
で、あるとき、アクリル絵の具で
しゃしゃっと、魚、描いちゃった

で、こいつ、雪原に、泳ぎだした?
雪の風紋があまりにきれいで、また遊んじゃいました
魚の腹のまるい穴が、手洗い水の通り道

A toilet tank hand wash basin, where we wash our hands in water destined
for the next flush, gets dirty----Over time the glaze gets worn away.
One day I painted a fish with acrylic paints to refresh the basin.
The white in the belly is the hole through which the water flows.

The fish swam into the sea of snow. (synthesized photo)

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2010年5月14日金曜日

薔薇いっぱいのアレンジ-Roses Fresh or Withered


バラ、なら、「一輪」か「抱えるほど」が、いい
焼いてから飾ったままだった「大鉢」も、気持よさそう

花、は、しかし
みずみずしさを、どんどん失っていく

枯れるのが、気になって、なんか落ち着かない

I like only one rose or a big bunch of roses.
Fresh flowers are rapidly losing moisture,
which makes me somewhat uneasy.

Bowl: D 45cm, H 15cm Rさん(ハワイ島)がろくろでひいて、私が施釉・焼成

そうしてみるまに、枯れていく
いっぽう気分は、不思議にいい、のだ

「枯れる」というのは、むしろ、
「失う」の反対、ではないか

人も、たとえば、「薔薇の名前」のショーン・コネリー
いい感じで、枯れてってるもの、ねえ

As the flowers are getting dried, I feel good.
I suppose 'withering' might be the opposite of 'losing'.

2008-02-12

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2010年5月13日木曜日

氷柱の皿に緋色猪口-Drastic Changes in Firing


ずらっとぶらさがった「つらら」
長い棒で、こんこん・かんかあん
はねおとす、なかなかの快感

あまりにみごとな透明感に
静岡の原土をまぜて焼いたうつわ・のせてみた
同じ土が「焼きかた」で、豹変する

750度で素焼き(右上)したもの、を
白マット釉をかけて焼いたもの(右下)
籾殻+貝殻-炭少々を鞘にいれて焼いたもの(左上)
籾殻+貝殻を鞘にいれて焼いたもの(左下)

1160度で、へたってしまう海成粘土
白木節粘土とまぜて、なお土の勢いが残る

The icicles are so clear, nearly transparent, that I felt like
doing something with them.
Four cups made of the same clay mixture on the icicle plate.
One is bisque fired, one with white-matt glaze, and the other two saggar-fired with rice husks, seashells, (and charcoal).

2008-02-10

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2010年5月12日水曜日

ふっくらパンのような雪-Snow Ceramics collaboration


雪かきで背中は「コリゴリ」な
はずなのに、みとれてしまう
まっしろな雪の海、と、枝の影

で、遊びたくなる、んだな
「テーブルの雪」と「陶のオブジェ・手」
photoshopで楽しい・写真のコラボ

I get a backache after snow shoveling, but
the white snow like a loaf of bread rising
invites me to play with....
VOIALA!! A photo collaboration.

2008-02-05

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2010年5月11日火曜日

イカをさばいてワタ醤油-Eat Squid Whole


島根の烏賊が、活き活きしてた
ので、いかそうめん、を考えた

「さんまのびのび」皿に
いかのびのび、の図

いつも思い出すのは、北海道の旅(1991.7.24---)
苫小牧で買ったイカを、支笏湖の美笛キャンプ場で刺身に(8/6 )
函館の居酒屋で、ワタ醤油で食べたイカ、うまかったなあ(8/7)

At the supermarket, where I go shopping once a week,
this squid from Shimane stopped me.
OK, count on me. I will eat you up!
イカ素麺は、「空・海」の皿
ワタと生姜は、佐渡のWさんの皿
エンペラとゲソは、じゃっ、と野菜炒め+香りづけにセロリ

島根県隠岐郡海士町(あまちょう)では
地域再生をめざして、CAS(Cells Alive System)で
牡蠣やイカを冷凍しているそうだ

農も林も魚、も、すっかり手放してしまった
生産者から、丸ごと買って、無駄なくいただく
イカ一杯、250円は、安いくらいではないか

The number of workers engaged in agriculture, forestry
and fisheries in Japan has decreased.
Unless we buy local produce/products,
we would be deprived of a feeling of liveliness.

2008-02-03

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2010年5月10日月曜日

窯変:白マット釉に桜色-Unexpected Changes in Color


さて、白マット溶けすぎてないかな?
と、窯の蓋をあけてみたら、あら
なんとほんのり桜色の結晶が..........

この不思議は、いったい、なんだ?
1.釉薬は、マット調で、濃いと白・薄いと緑がかる、ので「オリーブホワイトマット」
 と名づけた---長石48+石灰21+亜鉛華5+Kaolin21+チタン5
2.窯の中段の同じ土(黒土+白土)の器には、析出していない
 が、次の焼成で、最下段の黒土の作品にも、少し析出。
3.電気窯の温度は、1225℃で10分保持→1200℃で10分保持→1775℃で10分保持でOFF (灯油窯より、高温域でゆっくり冷却、か)
4.うつわの中だけに現れているので、やや還元気味だったか?

It was a happy surprise to find the piece ---the white matt glaze is flushed a delicate pink.
This is Youhen, literally "kiln change", which refers to pieces
which undergo unexpected changes in color and/or texture during the firing.
What caused this chemical reaction?

2008-02-01

2010年5月9日日曜日

鉄絵角皿と磯辺チーズナン-Nothing Beats Homemade


四角い皿は、あんがい●皿より
使いよく、しかも、絵、になる

○皿だと、どうしてもまんなか
が、気になるけど、
□皿は、けっこう気まま
とはいえ、◆を、■に、なおしたい衝動に
かられる、お堅いかたも、いるようだ、が

平皿は、しかし、焼き締まるとき
ストレスがかかって、よく亀裂がはいる
私は、それも絵、と、感じて、使う

「ナン」と、塊を薄切りした「チーズ」を冷凍しといて、
小腹がすいたら、あっためて、「セロリ」と「海苔」で、磯辺風

People seem to feel easy with round plates and uneasy with square ones.
I disagree. You are free of the centre and can have a geometric fun!!

2008-01-30

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2010年5月8日土曜日

雪原にクジラがきた、ら-Snow Meets Whale


どれほど激しかった、か
雪原に、風の足跡、ぴゅーぴゅー

しゃがんで、その風紋をみつめてた
そうだっ、鯨、ってのは、どうだろう

散歩のあと、さっそく
画像をはりつけてみた、ぷっ!

くじらのおなかは、空洞で、
「おがくず粘土」で、つくってるから
じつは、とってもとっても軽い
アクリル絵の具で彩色した、その青が好きだ

I was walking across the snowfield to the lakeshore.
The ripple mark formed by wind stopped me.
I was thinking about a composite photograph---this white pattern should meet 'what'?
That's the 'whale', I made of sawdust clay and painted blue hues.

2008-01-27

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2010年5月7日金曜日

私は「自分ト何か」でできている-In Touch With


たいせつ、なのは、「じぶん」だ
が、それだけでは「わたし」になれない
「なにか」に刺激され、反応する
と、それが「わたし」だと、つくづく思う

「なにか」、とは、たとえば「雪」
つめたい、さらさら、あかるい、
ずくずく、きゅっきゅっ、ぽとぽと....と
反応している、それが「わたし」

I love myself most, which is not good enough.
I am, I exist, only as I am in touch with the others,
the other subjects who influence me and whom I influence.

clay piece: 'Alone In The Wind' ---- fired about 10 years ago
ふだんは、工房の前にいる「わたし」(10年前くらいの作品)
雪の上においてみました、「いい気分」?

2008-01-23

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2010年5月6日木曜日

枯れ野に赤茶のビーズ玉-Shining Hekusokazura


ためらわずに・屁ヘ糞クソ葛カズラ
枯れ草に、からまってこんがらかって
凍えるような日、でも、あかるく、ぽっ

ずーっと前からそこに
これからもずっとそこに
ころがっていそうな
「土器のかけら?」に、からませた

道具土という、耐火度の高い粗土は、焼き締まらない
窯から出して、あらあら、煎餅みたい、と、バリっバリ、割ってみたのだった

The fruits of Paederia scandens are proudly shining
in the winter meadows.
I wouldn't hesitate to call it 'He-kuso-kazura', literally 'fart-feces-creeper', as it is the name of the weed.
The beads arranged in the earthenware made of super coarse clay,
part of which top edge I broke off to see how fragile.

2008-01-15

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2010年5月5日水曜日

土の「無骨」と蜜ろうそく-Local Clay Dignity


なにも足さない、で
焼き締まった原土の肌には
深い落ち着き、が、ある

出逢いたいのは
やわらく揺らぐ
蜜ろうそくの炎、だよ、といっている

秋、井戸尻遺跡(信濃境)で、いただいた
縄文の土(と、私は思う)
実験したら、耐火性はあった、が
粘りがない、ので、煉瓦のように積んだ

This rugged fired piece (local clay from JOMON ruin in Nagano)
in the quiet strength and unspoken virtue within
asked me for a beeswax candle or the flickering light.

蜜ロウソクのサイトを見ていて
そうだ、ロウのかたまり、どうしたろ?

ごそごそ探してみたら
ありました、これでろうそく、つくったっけ

それに、蜜ろうそくも、残ってた
そういうくせがあるのだが
たくさん買って、しまいこんで、忘れる

大阪北浜で10年ほど前に買った、
この甘いハチミツ色、の、ろうそく
訪ねたサイト(山形朝日連峰山麓のBEE'S FARM)のだった

2008-01-12

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2010年5月4日火曜日

日本語にない?「ハグ」-Making Clay 'Hugging'


ぼんやりと思っていた
ハグをかたちにしたい

とりあえず、というか
つくりたい、のは、背中

「せなか」は、いつも、なにかしら
語っている、気がして、好きなんだ

I'm very attracted to someone's back,
which I feel tells some unique story.

白荒土に、名立(新潟)の泥岩土をまぜて、練った

平たい底から、粘土紐を積んでは指先で、のばす
ふくらみをつけ、新聞紙をまるめて詰める

「ハグする背中」

This time I wanted to make a back,
which might express 'two people' holding each other tight.



はじめは、「手」と「腕」を
背中に、つけようと思っていた

そのうち、とりあえず線をひいて
肉付けしていこう、と、その瞬間
そうだ、影のように、窪ませよお!
ぎゅっと、「抱きしめた」感じ

そもそも、'hug' 「ハグ」は、'to sooth' 「大丈夫だよ、と抱きしめる」ことらしい

日本の大人は「ハグ」しない---「触れない」距離

Japanese people don't hug each other, although they hug their children.
They are too sensitive to make a 'physical contact' and there seems to be no direct Japanese translation for 'hug'.

2008-01-08

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2010年5月3日月曜日

脱いだまんまのジーンズをつくる-Shaping Clay Jeans


さっきまで、それを履いていた
人が、残したジーンズのかたち

いつかつくってみたいと思っていた
だって、まだあったかい、気がして
可笑しいんだ、もの

I see a pair of jeans left on the floor.
My eyes are fixed on the whole scene---it's so funny.
I've always wanted to shape the 'body heat',
which the wearer generated.

むかしつくったズボンを、思い出しながら
カレンダーの裏にざっと線をひいて型紙にした(Blog 29 Nov.2007)

こんな、ふとした、瞬間に、
「体温」が、みえる気がする
それを、かたちにする、と、「ジーンズの体温」

2008-01-04

=====陶芸・体験教室 & ギャラリー======
河口湖畔の森の K's 工房 で、思いのままに・土を・カタチにしませんか?

2010年5月2日日曜日

「表札」考- Making Ceramic House Sign


玄関に「名前」って日本だけかしら?
通りの名前と番号、はよく見るけれど

これは陶芸教室のKさんの作品
苗字だけ、というのも多い、が

そもそも
明治3年、太政官布告で「平民も苗字を名乗ってもよろしい」
明治8年、徴税、徴兵のため、苗字を名乗ることが義務になる

「表札」は、記号のようなものだけど
なにかしら「思い」をこめてる、みたい

We usually find a nameplate fastened to a door, which
indicates the person who lives there in Japan.
"Family name" is as common as "full name" or even "names of all the family'.

Ordinary people used to be prohibited to have a 'family name' until 1870,
which has since been forced at the government's convenience.
Each nameplate, wooden, glass, or ceramic, seems to show something more than just icon.

2008-01-03

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2010年5月1日土曜日

ノミで白樺を彫る-Birch Hollowed with Gouge


ノミの背を石で叩いて粗彫り
ノミを横に滑らせ、薄く削る
地球が、転がり落ちないよう

土のかたちができあがると
それをどんなふうに置いたら
いい光、を、放つだろうか
これも、歩きながら考える

Fired clay pieces often require something to sit on,
with which they might send out some light.
I decided to use a fallen birch tree.


ほら、できた、ちょこん、とのっかる
「地球は発芽する」に、倒木はぴったし
-----この地球は空洞。粘土玉を指先でのばしては新聞をまるめてつめて、それからゆっくり閉じていく。
素焼きしてから新聞の灰を発芽した割れ目から振り落とす。
This globe was pinched, stuffed with newspaper,
of which ash was shaken out of the slit after bisque fired.

粘土はやわらかい、が
木は硬くて柔らかい、ふ・し・ぎ
なんてったって、荒いノミあと、たまんない

This piece "earth sprouts" sits comfortably.
I like the rough surface, which shows it was scooped out with a gouge.
I felt I should touch 'hard yet soft' wood more often.

2007-12-31

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