WELCOME to K's Ceramic Gallery

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2009年7月31日金曜日

「心地よい記憶」な釉肌-Glaze of Nostalgia


ドロマイト釉 - dolomite glaze 
テストピースが
なかなかおいしそうに焼けた?
ので
使ってみた







なんだか
ふうわりと
して








記憶のゆりかご

のんびりと
時間を
旅した

2006-01-29

2009年7月30日木曜日

テストピース(土・灰-Testing Clays/Ashes


1-left(赤土)
福島長石 Po-Feldspar 6
Oregon Ash ash 4

1-right(赤土)
福島長石 Po-Feldspar 3.3
Oregon Ash's ash 3.3
Portland clay 3.3

2-left(赤土)
福島長石 Po-Feldspar 6
Oregon Oak ash 4

2-right(赤土)
福島長石 Po-Feldspar 3.3
Oregon Oak ash 3.3
Portland clay 3.3

3-left(赤土)
河口湖土 Lake-Kawaguchi clay 7
合成土灰 synthetic ash 3

3-right(赤土)
福島長石 Po-Feldspar 3.3
Kawaguchi clay 3.3
wood ash 3.3

4-left(赤土)
道志土 Doushi clay 4
合成土灰 synthetic ash 6

4-right(赤土)
道志土 Doushi clay 2
福島長石 Po-Feldspar 5.5
石灰 2.5

5-left(道志土1+白木節1)
木・貝灰釉/白マット釉

5-right(道志土1+白木節1)
4-left/4-right



お、っと、感じて
酒のうつわをつくってみたい、と、思うのは
右下の右の釉肌
生地と釉薬に同じ土を使うと
おだやかだ
白絵土のcrackがいい

ふんわりしてる
しみこんだ酒が
しっとりと
古びた景色を
見せてくれそう

bottom right piece
attracts me
both clay body and glaze formulated wth the same local clay


a hunch
finely crackled texture might mature into
a painting full of memories and nostalgy

2006-01-26

=====陶芸・体験教室 & ギャラリー======
河口湖畔の森の K's 工房 で、思いのままに・土を・カタチにしませんか?

2009年7月29日水曜日

不思議な釉肌-Unique Texture Glaze


凝灰岩の釉薬 - Volcanic tuff glaze

このテストピースの調合を
作品に使ってみた
半磁器土+wallmix(道具土・白絵土など)







やはり
ふ・し・ぎ

白い岩を--男鹿半島・椿の白岩
叩いて
すりつぶしたかいが....

2006-01-24

=====陶芸・体験教室 & ギャラリー======
河口湖畔の森の K's 工房 で、思いのままに・土を・カタチにしませんか?

2009年7月28日火曜日

焼きを重ねる-Re-fire until Satisfied


焼成一回目 first firing
赤土 red clay
焼き締め unglazed
slip= 赤土+木灰 red clay+wood ash





焼成2回目 second firing
さや焼成
籾殻+貝殻(あさり)
saggar fired with rice husk/seashell

メモ
艶々に、火色が出て beautiful flashing
みごとに変身 drastic change
が、茶碗の中にいれた、貝殻の一部が seashell particles
釉化した赤土に取り込まれた trapped in melted clay
粗めの紙ヤスリで with sandpaper
なんとか smooth out rough edges
表面がスムーズになる




焼成三回目 third firing
木灰(薪ストーブの灰)で調合した
黄瀬戸ふうの釉薬を
中に入れて
ぐるんと回す
ash glaze

メモ
これでようし!
茶わんよ、ごくろうさま
たっぷり火を浴びて
しっとりと
落ち着いた
手触り

Hey, you did a good job, my bowl.

2006-01-23

=====陶芸・体験教室 & ギャラリー======
河口湖畔の森の K's 工房 で、思いのままに・土を・カタチにしませんか?

2009年7月27日月曜日

炉内環境分布2-Kiln Temperature/Atmosphere


炉内の温度/環境をテスト
本焼き(750度)glaze fired 1230--1250 C
テストピース(棚板= 前-上中下段 / 後-上中下段)

赤土(red clay)1
FrontTop BackTop
FrontCenter BackCenter
FrontBottom BackBottom




赤土(red clay)2
FrontTop BackTop
FrontCenter BackCenter
FrontBottom BackBottom








白土(white clay)1
FrontTop BackTop
FrontCenter BackCenter
FrontBottom BackBottom

メモ
かなりの温度差 
酸性---中性---還元雰囲気
difference in
temperature
atmosphere(oxidation/neutral/reduction)

窯詰めの量/位置で
土色(Fe)や釉調(glaze tone)が大きく変わる
how to pack kiln can affect the result

2006-01-22

=====陶芸・体験教室 & ギャラリー======
河口湖畔の森の K's 工房 で、思いのままに・土を・カタチにしませんか?

2009年7月26日日曜日

炉内環境分布1-Kiln Temperature/Atmosphere


2000年、灯油窯0.3m^3台車付設置
炉内の温度/環境をテスト
素焼き(750度)bisque fired 750 C
テストピース(棚板= 前-上中下段 / 後-上中下段)

赤土1
FrontTop BackTop
FrontCenter BackCenter
FrontBottom BackBottom



赤土2
FrontTop BackTop
FrontCenter BackCenter
FrontBottom BackBottom








白土
FrontTop BackTop
FrontCenter BackCenter
FrontBottom BackBottom

メモ
後(煙突)側の下段温度が極端に低いようだ。
→棚板を少し前(扉)側にずらして
隙間をひろげてみると温度差減少

2006-01-22

=====陶芸・体験教室 & ギャラリー======
河口湖畔の森の K's 工房 で、思いのままに・土を・カタチにしませんか?

2009年7月25日土曜日

Ron さんとの共同製作-Collaboration


2005年2月
ハワイ島火山村
ロンさんの工房でいただいた蕪と茄子
干菓子の木型でつくって
ohia treeの灰だけをかけて
焼いてあった

で、富士山麓で
私の釉薬をかけて
また焼いた


9月にロンさんが
森の工房にやってきた
ロンさんが成形
私が装飾
灯り







二度焼いて
氷のような釉肌に
re-fired
looks like ice








小さなろうそくのあかり

2006-01-21

=====陶芸・体験教室 & ギャラリー======
河口湖畔の森の K's 工房 で、思いのままに・土を・カタチにしませんか?

2009年7月24日金曜日

天然材料をテストする-Testing Natural Material


1. 佐渡島土3+合成土灰2 / 白土 / 赤土
glaze=sado island clay3+synthetic ash2
2. 佐渡島土+水 / 白土 / 赤土
glaze=sado island clay

土石採取の旅:長野---新潟---佐渡島---福島
Nagano---niigata---sado island---hukushima(July 2002)




3. 桑灰5+長石4+kaolin1+藁灰1 / 白土 / 赤土
glaze=mulberry tree ash5+feldspar4+kaolin1+straw ash1
4. 桑灰3+長石2 / 白土 / 赤土
glaze=mulberry tree ash3+feldspar2

工房の近くに桑畑がある
剪定した幹をいただいて
トタンの上で焼いて
貴重な灰を得た

mulberry tree nursery near my studio
got trunk/branch pruned
burnt'em on galvanized iron sheet
a spoonful of precious ash



5. 桑灰+水 / 白土 / 赤土

2006-01-20

=====陶芸・体験教室 & ギャラリー======
河口湖畔の森の K's 工房 で、思いのままに・土を・カタチにしませんか?

2009年7月23日木曜日

ゆっくりとろくろ-Wheel Spinning Slowly


年はじめに
今年も
徳利をひいた
猪口は
てびねり

tokkuri(sake bottle)-throwing
choku(sake cup)-hand-pinching

土づくりをすませた
福島の原土
白木節
2:1

取りのぞいた石粒
ルーペで見てみると
石英の粒など
いかにも風化花崗岩
けっこうねっとりした
うれしい粘土


静岡の原土:白木節
2:1

耐火性はまずまずだけれど
粘り氣のない
さらさらの細かい砂

やさしくやさしく
引きあげて

2006-01-04

=====陶芸・体験教室 & ギャラリー======
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2009年7月22日水曜日

土づくり-Preparing Clays

事始めは
土づくり

乾かして
叩いて
擂って
篩って
水を加えて
練って
寝かす

first activities of the New Year
preparing local clays
drying
pounding
grinding
sieving
adding water
kneading
letting sit

2006-01-03 06

=====陶芸・体験教室 & ギャラリー======
河口湖畔の森の K's 工房 で、思いのままに・土を・カタチにしませんか?

2009年7月21日火曜日

釉薬テスト-Glaze Test


ポートランドの
木灰を
さっそく篩った

左= oak tree (ナラ)
右= oregon ash (トネリコ)

Portland ashes sieved for glaze tests




ポートランドの粘土
猪口
さて、1240度に
耐えるか






陶芸教室で
Yちゃんが
自宅の下水溝(このあたりでは、
地獄、というらしい!)
を、掘ったら、もう、粘土で
たいへんだった、と。

え、え?
ネ、ネ・ン・ド----??
それは私のたからもの
ずーっと、探し歩いていること、
お忘れのようでした

で、いただいてきましたよ
フリーズドライ?で、
大きな塊もヒョイと軽く
が、粘りがねえ。



土と灰を

長石
木灰
合成土灰
粘土
と調合

おいしそ!

2005-12-24

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2009年7月20日月曜日

Portland-Oregon 4


My pieces in a cozy space

うれしいのは

A thing that pleases me







自分の手でつくったもの、たちが
どこか
地球上の
遠く離れた
心地良い空間で

pieces I have handmade

somewhere
far away
on this globe

in a cozy space



こうして
のんびり
おだやかに
息をしている

ことだ

this way
breathing
at leisure
peacefully




私から旅に出た
とてもとても
なつかしい彼女たち

good old friends
left for a journey
a feeling of nostalgic remembrance

HUGしたい気分

I feel like hugging




手のひら、や、目で
やわらかく
さわってもらってる
から
体温がある

touched with palms and eyes
gently
the bodies are warm

2005-12-14

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河口湖畔の森の K's 工房 で、思いのままに・土を・カタチにしませんか?

2009年7月19日日曜日

北海道の焼き物-Potter in Hokkaido


新日本海フェリー
一等寝台
乗船日 91/07/24
舞鶴→小樽 
23:30 発
===========
7月26日・小樽(アリスファーム泊)
----毎日・テント泊-----
8月7日・函館(ホテル泊)
===========
なつかしい北海道の旅日記を見つけた



8月2日
夜中に雨、朝になっても止まず。
朝ごはん(ベーコンエッグ・レタス・クリームチーズとパン)
を食べてから、テントのまわりに溝を掘る

カッパを着て、遊びに出かける
いざウトロヘ(山道は霧と雨で減速)
コインランドリーで、洗濯・ドライ

焼き物の店.....................
美幌焼きの青は、ピカピカ

「雪原窯」の湯冷まし(珈琲カップ?)が
とても落ち着いた色合いで気にいる

2005-12-08

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2009年7月18日土曜日

沖縄-Okinawa


抱瓶と猪口たち
あのときの沖縄が ずーっと
そばにいてくれる
土には体温がある

身分証明書には 出国(大阪港)8月12日
入国?(那覇港)8月14日
帰国(鹿児島港)8月20日
携帯輸出金額 8,500円=US$50 の記載

2005-12-07

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2009年7月17日金曜日

釉薬の本-Glaze Book


「混ぜておぼえるはじめての釉薬づくり」
"Mix and Learn to Make Glazes"
(誠文堂新光社)
が出版されました。



たとえば
採取してきた石を
より硬い石で
叩き割り
細かい粉にして

それがどうやら海底に堆積したもの
のようであれば
透明釉のレシピの
「石灰」を、その石粉に置きかえて
テストしてみる



1160度くらいで
ぐんやりとしてしまう
土ならば
白木節粘土や蛙目粘土を1/3くらいまぜて
焼いてみる


私にとって
風景は
河原や露頭

風化を生きぬいてきた土石を
焼く
だからこそ、そのデータがいとおしい

2005-11-29

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2009年7月16日木曜日

生きている博物館-Museum of Natural History


箱根の山々は
枯れススキ
くねくねと山道
シフトダウン・アップ・ダウン

「箱根湯本駅」(箱根登山鉄道)
を過ぎてまもなく
「神奈川県立 生命の星・地球博物館」
Kanagawa Prefectural Museum of Natural History

たっぷり4時間
楽しみました



高い高い吹き抜けの天井
そそり立つ
巨大な
柱状節理の壁(オーストラリア)
枕状溶岩の壁(カナダ)
ヒマラヤの湾曲した地層の壁(ネパール)

ディスプレーがダイナミック
わくわく

学芸員が、
地球の何をおもしろがっているのか
よくわかる

ちなみにこの本は地球博物館編
だから
HPから学芸員にメールで質問もできる

思い出すなあ
1992年の夏の Museum of Science (ボストン)
.解剖したばかりの豚の心臓と肺をトレイにのせ、
空気を入れてその仕組みを子どもたちに解説してたっけ

2005-11-23

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2009年7月15日水曜日

緑色凝灰岩と椿-Green Tuff


「凝灰岩」「椿」で、グーグルしてたら
「道志村小椿」にある、道志川温泉「紅椿の湯」
サイトを訪ねると、
1,500万年昔の海底火山活動の堆積物
グリーンタフ、とある。






山中湖から道志みち
黄色や赤のあらゆるグラデーション
晩秋の山々は
深い霧に包まれて
目を凝らしながら
カーブを切っていく






そうか
これなんだ
ほんとにミドリだ
崖の岩は風化して、さわると、ぽろぽろ
眞砂土は、なぜか赤い

造成工事で出た大岩の集積所?に車をとめて
炊き込みごはんでつくった
おにぎりを食べた
いいな、秋。

2005-11-15

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2009年7月14日火曜日

凝灰岩の釉薬-Volcanic Tuff Glaze


2004年の夏
男鹿半島の南海岸線を
東へ走っていると、真っ白い崖。

おっ!
車を寄せておりてみる。
「椿の白岩」、と。
ふむ、ふむ!

草むらに白岩がごろごろ
けっこうやわらかそうだ
と、むこうからおばあちゃん
なんとその崖の持ち主
毎朝、崖を下って散歩しているという

「土を焼く実験をしていまして.....」
すると、
「こっちのおおきいの持ってきなさい」
ワクワク気分で、塊を車に積んだ
ありがとう



塊を砕いて
コンクリブロックで摺り

ふるって
二種類の釉薬にしてみた
(テストピース信楽並漉)
左(長石4 白岩1.5 KAOLIN 1 珪石 3.5)
右(長石4 白岩1.5 KAOLIN 1 珪石 3.5 石灰 1.5)

左の釉肌が
なかなかいい

白色の凝灰岩
もともと流紋岩のような酸性(珪酸分の多い成分)の火山活動で噴火した火山灰がたまったもの

2005-11-12

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2009年7月13日月曜日

顔は語る-Face Tells


自分の顔はなかなか
見ることができない
だから
こちらを見てくれている人

なにげない表情に
「私の顔」を感じている





電気窯が戻ってきた
炉をまるごと入れ替えた
焼成データのファイルを見ると
ちょうど2年で
94回の焼成
ほぼ毎週焼いていたことになる

2005-10-30



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2009年7月12日日曜日

花崗岩の風景-Granite Landscapes


西沢渓谷を歩いた
紅葉がはじまってまもなく
が、好きだ

Nishizawa Gorge is said to be the very last spot in Okuchichibu where the area is not heavily developed for tourists.
The granite rocks are eroded by the stream through the ages and shaped into interesting formation.



岩肌を触ると
ぼろぼろと砕け落ちる
花崗岩、大粒の結晶
美しいなあ (花崗閃緑岩か)





笛吹川の源流
その流れに
洗われて
石英が
ごろごろ


2005-10-29

=====陶芸・体験教室 & ギャラリー======
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